あーるにの電脳買物道場

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【Bum Simulator】路上生活を満喫しよう

2018年リリース予定から伸びに伸びてやっとアーリー解禁になった今作。
ワインの醸成を今か今かと待ち続ける気持ちでようやく日の目を浴びることができた。

 

#1動画はこちら↓


※満を持してプレイしているというプラス補正がかかっているので話半分で参考にしてください

路上生活を送る家無きおじさんが街中のごみ箱を漁りガラクタを集めるゲーム。
ストーリー進行における英語の会話はほぼ分からないが、ちゃんとキャラクターが喋ってるところに制作側の気合を感じる。
バカゲーの皮を被った丁寧な作りこみに驚きを隠せない。

街のお金持ちの道楽に付き合わされたり、ゴミ箱を蹴って警察に追い回されたり、
食べかけのリンゴが空腹に染み渡ったり、通行人に中指を立てられたり。
生きることそのものがアドベンチャーであり、発見の連続であるということを実感できる。

インベントリ代わりのショッピングカートが喋り、主人公の後を追いかけてくる。
上手く喋れない主人公の代弁者として街の色んな人と交流するというファンタジー設定も
路上生活というヘビーなテーマを明るく中和することに成功している。

時には抗争に巻き込まれることもあるが、腕っぷしは初めからそこそこ強め。
ストーリーがてらに再序盤からゲットできる鳩(飛び道具)も優秀である。
つまりダクソのような辛さやスリルはほとんどないので、快適な浮浪者ライフを満喫できる。
敵を倒したりクエストをこなすことで得られる経験値でレベルを上げ、自身の強化していくことも可能だ。
定期的に拠点へ襲撃を仕掛けてくる輩は自分で撃退することもできるし、金で解決することもできる。

拠点に戻ればQOLを向上するためのクラフトに精を出すことになる。
鉢植えに種を植えて家庭菜園を楽しむもよし、寝床を充実させるもよし。
とにもかくにも街中で拾う一見ゴミとしか思えないあれこれが生活のすべてを支える大事な素材なのだ。

フォールアウトでごみ漁りするのが楽しいと思える人はマストでやるべきゲームだと思う。
一般的な価値観で言う"地を這うような生活"という悲壮感は薄く、自らの置かれた現状をを満喫していると実感できる良作である。