あーるにの電脳買物道場

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若い君たちへ大人になるまでに覚えといたほうがいいこと

学生のうちに遊んでおけ、という言葉を耳にすることがあるだろう。

 

大人たちが言うその「遊び」とは、長期で旅に出たり、浴びるように酒を飲んだり、徹夜でマージャンしたり、たくさん恋をしたり、バイトで小銭を稼いで欲しい車に乗ったり、という意味合いが多い。

実際に学生生活を送る中で「遊べるのは今のうちだ」なんて焦燥感を抱くこともあるかもしれない。

 

そこでひとつ観察してほしいのは、その「遊べるのは学生のうち」という言葉を発している大人たちの属性である。

大概が

「社会人になりたてで覚えることが多くて忙殺されている人」

「結婚して家庭をもって身動きが取れない人」

「学生のうちに思ったような遊び方ができなかった人

 

この3種に分類される。私の場合はそうだった。

 

彼らのどうにもならない現状と、のらりくらり過ごしてきた学生時代の落差が

「学生のうちに遊んでおけ」

というぼんやりとしたフレーズを生み出すのだろう。

 

これが遊ぶ時間が減った大人になると「自分へのご褒美」という言葉・浪費へとすり替わる。

 

つまりポジティブ曲解するとこれは「自己投資」を指している。

将来を見越す、という意味で考えると、ただいたずらに時間と金を消耗していく遊びという名の自己投資。これはなるべく避けたいところだ。

 

 

彼らの言い分もたしかに一理ある。卒業後にそういった経験が生かされる場面もたくさんあるだろう。妙に温泉に詳しかったり、やたら酒が強かったり。

しかし、個人的に言いたいのは「今やってる遊びが後の人生を豊かにする。何の役に立つかわからないけど」という視点を常々持ち合わせてほしい、ということだ。

 

具体的に勧める遊び、つまり自己投資は「経験が手に残るもの」だ。

知識の吸収率は赤ん坊が一番高い。つまり若ければ若い方がいい。

時間が余ってしょうがない学生時代だからこそ、遊びを知識吸収に費やし、その知識を技術に変換し、手で出力してもらいたいな、と思うのである。

 

分かりやすい点でいくと「アドビ・イラストレーターならびにフォトショップ」。

個人的には「学生時代に覚えとけばもっとあれこれできたなあ」と唯一後悔できるものがこの二つ。少し使える程度で満足しちゃったので、ちゃんとマスターしとけばなあ、と今更ながら思ってしまう。

 これは学生の間は半額で提供される無限の可能性を秘めたアプリケーションである。

イラレは主に紙媒体の制作に特化したソフト。

名刺やフリーペーパー、フライヤーにポスター、Tシャツプリントの版になる元データ、何でもつくれてしまう。

習熟難度もそれほど高くない。これさえ使えればパワーポイントの基礎はおもちゃに感じてしまうレベル。

 

 

フォトショップは今更説明不要だが「写真・画像編集ソフト」。

こちらはイラストレーターよりも難易度高め。イラレと比べて深みが3段くらい違う。

 「フォトショのほうが簡単だ」という人は、画像編集の浅い部分で停滞している人。

マスタークラスになると全員が口をそろえて「フォトショのが難しい」とグチる、なかなかハードルの高いソフトウェアである。

 

ちなみに私は学生時代「フォトショの方が簡単だ」と思ってたクチだ。

社会人でほとんどの機能を使いこなせるようになった今も、覚えるべき知識や技術が山ほど湧いてくる。ゲーム換算すると、フォトショップを触っている時間が一番長いだろうな。

 

学生時代に興味本位で始めたフォトショップ(当時は6.0)だったが、その技術は今youtubeのサムネイル作りや仕事に活かされている。

当時動画配信サービスがここまで巨大化するとも知らず、まさかPCでゲーム実況するなんて思ってなかった自分としては、やはり前述した「今やってる遊びが後の人生を豊かにする。何の役に立つかわからないけど」という考えが活きたんだな、と心から思えるのである。

 

もうちょっとモテ要素がある遊びがいい!という人もいるかもしれないのでそんな人にはこちら。

 mixtourのDJミキサー。DJを始めたい人も、手軽にイベントしたい人も、これがあればどうにかなる。

 

私の時代はレコードプレーヤーを二つ、ミキサーを一つ、スピーカーを2発、ヘッドホンを揃えてスタートライン(ここまでに20万円くらい)。そこから死ぬほどレコードを買いあさるという浪費無間地獄が待っていたのだが

 ↑当時使っていたベスタのPMC-05 

 ↑当時使っていたベスタのPDX-2000MK2

 

今はもっと気楽にDJが始められるようになっている。

mixtourとノートPCもしくはiPad、ヘッドホン、spotifyだけで何とかなる時代になった。いわゆる円盤(レコード・CD)はほぼ使わない。

こちらも覚えてやりたいことが自由自在にできるようになるまで結構な時間を要するけど、将来的に手元に残る技術としてはなかなかいい遊びのひとつだと思う。

 

 

何にせよ遊びというからには、楽しんでやらないと本末転倒。

つまらないと思えば他のことをすればいいだけなんだけど、とにかく「遊んだ経験が手に残るもの」を選択してほしいな、と思う。

 

株や投資も同じ。若い時に覚えときゃ良かったシリーズだけど、なかなか遊びとは結び付きにくい。イラレやフォトショ、プログラムなんかもそうだ。いかに自分の中で折り合いをつけて楽しめるか、ここの精神性が一番重要な気がする。

 

 

後々役に立たなくてもいいじゃないか。ちゃんと自分に残ってるんだもの。

———あるを