あーるにの電脳買物道場

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【Gold Rush: The Game】金を掘るという苦行を楽しむ採掘シミュレーション【Steam】

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舞台はアメリカの金鉱地帯。

トラック一台で世界に放り出された主人公は、手持ちのお金で最小限の機材をそろえ、金が採れる荒野へ向かうのである。

 


金塊掘りってイメージだけでなんとなくわかったような気でいるけど、実際にやるとすんげえ大変なんだよ!って教えてくれるゲーム。笑

 

スコップで集めた土をろ過して、さらに金ダライに張った水で土を洗ってろ過して、やっととれる小指の先以下の金。永遠とも思える単純作業を繰り返し、大きな重機やスタッフを導入し、さらに金が眠ってそうな広大な場所へ繰り出す。

お金を稼いで楽をしようと始めたはずが、いつしか大きな重機を買うことが目的となってしまう労働者のジレンマ。奴隷の鎖自慢。

資本主義の底辺にたゆたう泥のような感情を再確認できます。

まあ普段しない作業なので、割と新鮮で面白いです。かなり細かいですし。

 現場でこんなやり方で金を採掘してるんだ!って知るいい機会になりました。

 

ただ、ゲーム的に一点だけ。

 

オプション画面に「すべての価格を1$にする」という項目があります。

何の気なしにチェックを入れてみたら、高くて手に入らなかった夢の採掘道具がすべて1$で販売されちゃってるというね。。思わずポチっちゃいます。

てかさ、じゃあ今までやってきたどぶさらいみたいな重労働はなんだったんだ!と。

 

手っ取り早くでかい重機が使えるように、という製作者の思いやりもわからんことはないんですが、ちょっとそれはあんまりじゃねーかなと。

 

もはや何のために金を採っているのかわからなくなるというロシアの穴掘って埋めるを繰り返す拷問に近い精神状態に陥りました。

チェック外して普通通り遊べばいいじゃん、って話なんですが「物価1$」という覚せい剤にも似た快楽を与えられた以上、元には戻れません。それが人間ってもんでしょうが。笑

 

一応初期段階の次、ショベルカーを使って土をガバっと機械に流し込むシステムまでがんばって組んだんですが、どうも作業意欲が湧かない。

当たり前です。ものが1$で買えるんですもの。掘る理由がなくなっちゃいました。笑

 

単純にでかい機械を操作できるシミュレーターとしてみると、かなり優秀なんだと思います。マシンのひとつひとつが本当にでかいんで、それは楽しいのかもしれません。

 

ただ、億万長者となった人間がそれをやりたがるのか?という問いが残るわけです。

セレブが遊びで普段しないことに手を出すくらいのゆるい必死さでしか取り組めませんわな。

 

ジレンマによりダクソ以上に心折られるという不思議体験をさせてもらいました。

シミュレーターとしてはいい出来です。ロールプレイングとしては死んだも同然だと思います。あとは自分のやる気との戦い。作業中は結構夢中になれるんですけどね。

 

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