あーるにの電脳買物道場

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【Weed shop2】このゲームそのものが麻薬のような作り

 Steamで偶然セールになってて気になっていたのでやってみることにしたゲーム。

海外の合法な地域で大麻を育てて店を切り盛りするという挑戦的な内容。笑

 

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バックヤードにある栽培室で種を植え、水をやり、刈り取る。

そのまま客に売ってもいいし、ジョイント(巻きたばこのようなもの)にして道行く人にプレゼントしてもいいし、自分で吸ってもいいっていう。笑

当然視界がぼんやりして疑似的なトリップ感覚が楽しめます。

 

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大麻の種類も多く、栄養剤などの育て方によって成熟するまでの時間が変わります。

それに加え、水も頻繁にあげなきゃいけないし、客の相手はしなきゃいけないし、泥棒や強盗も殴って追い払わなきゃいけない。

余裕を見てはジョイントを巻き、顔見知りの客に渡し、自分でもチルアウト。

 

売ったり作ったりしたら経験値を得て、レベルアップ。

アンロックされた設備や種を買い、さらに店内を充実させていく。

しかし設備を充実させたからといって、生活は楽になるわけでもなく、ただひたすらマリファナを育て続ける無間地獄がそこにはあります。

 

それが苦行か?と聞かれるとそんなこともなく、ただただ目の前の葉っぱがとてもかわいらしく思えてくるっていう。

 

で、黙々とお店を運営させているうちに、完全に辞め時を失った自分がそこにいます。

気づいたらずーっとやってる系のゲーム。

そう、まさにこのゲームこそが常習性を帯びた一種の麻薬のようなものだった、という発見にたどり着くわけです。

 

それにしても死ぬほど忙しくて、大麻のふわりゆるりとした印象からは遠くかけ離れています。どっちかいうとすき屋に近い。笑

 

警備員やレジ、栽培、プロモーション(呼び込みの兄ちゃん)も雇えるには雇えるんですが、一定期間を過ぎるとふわっといなくなります。しかも賃金が異様に高い。ジョイントを上げないとテンションがどんどん落ちていく。なんだそれ。まかないじゃねーんだぞと。笑

客単価はなかなか上がらないのに人件費が異様にかさむ。一度雇ったんだからずっといてくれ。頼むから。ただでさえ種の代金でカツカツなのに。。

 

そんな苦悩を繰り返すうち、最終的に人を雇うことをやめて、一人でセコセコと働くことになります。てか雇う金がない。笑

 

結果、すき屋のワンオペのような形になり、ジャマイカやカリフォルニアのようなのんびりしたイメージからは想像もつかないほどのブラック企業体験が味わえます。

 

客は自由に人生を謳歌してますけどね↓

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500円とは思えないほどのバカっぷりと中毒性。

お勧めはできませんし、息抜きにもならない。

でもなぜかやり続けちゃう。なんとも不思議なゲームです。

 

 

Get Up, Stand Up

Get Up, Stand Up

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【二ノ国2】クリア後レビューネタバレなし

 今年の最高傑作、超絶一押し、本当に素晴らしいゲームと出会えました。

二ノ国2。 

 総括は動画内でやってるので、こちらでは購入前に迷ってる人たちの判断材料をあげていこうかなとおもいます。

 

 

ジブリ風のアニメーションがヌルヌル動かせるだけで感涙ものなんですが、とにかく主人公エバン役の声、志田未来さんがドンピシャハマってて没入感を更に深い場所へといざなってくれます。

いわゆる声優として活躍されている人たちと遜色ないどころかぶっちぎっちゃった感すらありますね。ちゃんとジブリしてるし。とにかくエバンの声を聞くためだけに買ってもいいくらいです。笑

余計な一言を付け加えるなら、龍が如く6の声優で出てた真木よう子志田未来に一度弟子入りした方がいいと思う。棒過ぎんだよ!

 

 

ストーリーそのものに対しては賛否分かれるんでしょうけど、私は個人的に漫画「キングダム」が大好きなので、政の熱い人間性が好きならグッとくるシーンがいくつか出てくるだろうと思います。

ロウランの適応力にどうしても納得がいかない時は、目をつぶってプレイしましょう。

 

戦闘のアクションも操作感がもうひとつ。ガードや回避する時は攻撃キャンセルできて良かったんではないかと思ったり。ダクソよりガードは難しく感じました。

アニメ調のキャラが派手に動き回るのを眺めてるだけでワクワクできたので、上記の不満点も余裕で耐えられましたけども。

 

キングダムモードの建国やRTSのような進軍モードの作り込みもかなりしっかりしてて、本編そっちのけで楽しんでました。

 

特にキングダムモードの仲間集めが楽し過ぎますね。ここまでモチベーションの上がるサブクエに出会ったのは初めてです。

人材の数は国力に大きく影響しているので、集めた分だけ国が豊かになって行くのが手に取るようにわかります。この辺のバランスはほんとに神がかってましたね。

 

 

結果、総合的に見て「神ゲー」と呼んで良い部類のものであると判断しました。

確実にプレイしたほうがいいゲームだと言えます。

 

ただ、steam版を買うのはオススメできません。

私の環境では、2時間過ぎおきにゲームが強制終了してました。原因はゲーム内で蓄積されたメモリの解放がうまくいってないとのこと。他のゲームでは出ない症状なので、二ノ国の問題だと思います。

結局面白さのおかげで解決策が見えないまま我慢してクリアしましたけどね。セーブし忘れてデータが消し飛ぶ瞬間を何度か味わいました。

とりあえず何らかのアップデートで修正が入るまではps4版をオススメします。

 

それにしても、ひさびさにDLCがすごく待ち遠しいゲームと出会いましたね。追加であのキャラとかも動かせるようになるのかなーとか妄想が膨らみます。

 

 

↓G2Aのサイトはこちら

https://www.g2a.com/r/user-59393b4c47d70

二ノ国II レヴァナントキングダム - PS4

二ノ国II レヴァナントキングダム - PS4

 

 

 

 

 

 

【Warhammer: Vermintide 2】中世ファンタジー協力FPSの出来栄えが◎【steam】

Deep Rock Galacticに引き続き、協力系FPSのヤバイ奴がでました。

中世ファンタジーモチーフ、剣と魔法の世界で大暴れ。超大好物です。

 

Warhammer: Vermintide 2

 

4人で固まりながらステージを進むわけですが、

シューター系のFPSが下手すぎる私でも、近接攻撃ならなんとかなる!笑

その代わり難易度は一番易しいものでもかなりキツめ。

油断するとあっという間にパーティが決壊します。

結構な歯ごたえなので、レベル一生懸命あげなきゃ!って気分にさせてくれますね。

 

職業は騎士、ドワーフ、シーフ、魔導士、ウィッチハンターの5種。

それぞれに3つのクラスが用意されているため、計15種類の立ち回りが用意されているわけです。

弓矢魔法といった遠距離攻撃ももちろんあり、職業によっては火炎放射器や二丁拳銃などもあり。遠目からチクチクやるのも一興ですね。

 

HPが半分以下になったら自動回復するというスキルが初めからついているシーフでとりあえずの操作を覚え始めたわけですが、もうかなり面白過ぎてずっとシーフやってます。

動画では槍を使っていますが、二刀流ダガーという武器が最高に扱いやすい。ダガーの様子はいずれUPしようと思います。

 

とりあえずはシーフと魔導士の二本柱、慣れてきたらウィッチハンターか騎士でも使ってみようかなといったところ。

 

それと、1ステージが平均20~30分以内くらいでしょうか。動画的にもありがたい長さとなっております。

ただ、日本語翻訳はされていないのでストーリー的なものはさっぱり理解できていません。それでも超絶楽しいと思わせるこのゲーム、ほんとにヤバイ作りしてんなって思います。

 

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値段も据え置きゲーほど張らないのがいいですね。

PUBGもそうですが、面白いと言われているゲームの低価格化がムーブメントになりつつある気がします。

PS初期の値段からディスク代を抜いたような感じ。素晴らしい時代になったと思わんかね。笑

 

ちなみに海外ではPS4XBOX Oneでの配信が決定しているそうです。

日本では流行らないんかなー。面白いのになー。

【Deep Rock Galactic】これはもう現代版ディグダグ【Steam】

ドワーフを操って自動生成されたダンジョンへ潜り、迫りくる敵と戦いながら鉱石を持ち帰るCOOPゲーが配信されました。その名もDeep Rock Galactic。

 

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PUBGやFort niteのように対人で殺しあうことはなく、どっちかいうとモンハンのフィーリングに近いです。集めた素材とお金で装備を強化していくところも同じ。

 

職業はエンジニア、ガンナー、ドリラー、スカウトの4種。

 

エンジニア・・・タレット2基設置

ガンナー・・・ジップライン展開

ドリラー・・・高速で穴を掘る装備

スカウト・・・フレアガンと自分専用のグラップルフック

 

こんな感じでそれぞれ特性が違います。

4人COOPなんですが、みんなが一丸となって進めたらかなり快適にクリアできます。

 

当然プレイヤーの好みで職種がかぶりますが、それでもまあクリアは可能。ただ、ジップラインを展開できるガンナーがいないとかなり辛い局面が多いです。

指定された鉱石を持ち帰るときに遠くに降り立った脱出用ポッドに誰かひとりでも乗り込んでないとクリア失敗になります。その際にマップにかなりの高低差がある場合にジップラインがあるのとないのじゃかなり難易度が変わっちゃうという。

 

個人的に触った感じでは、スカウトがかなりお気に入り。

気づいたら仲間とはぐれていることが多いゲームですが、グラップルを使って割と素早く近づけるのがいいですね。ジップラインのように回数制限もないですし。立体起動装置を使っているような気分になれます。

 

やることは基本的にほとんど変わらないんですが、なぜかずっと遊んでしまう。結構濃い味のするスルメゲーです。サバイバル系のゲームに疲れたらこちらで遊んでみるのもいいと思います。

PCスペックもそこまで求められないので、貧弱な構成でも結構動きますし。

 

※3月9日のアップデートで日本語に対応しました。マジ助かる!

AvermediaのAM310 vs Blue Yeti Microphone vs ダイナミックマイク vs ヘッドセットGSP300

現在、デスクアームにマイクをつけてずっと実況しているわけですが、

以前書いた

を読んでくださった方から「持て余し気味のマイクを譲ります」というDMをツイッターでいただいたので、二つ返事で譲っていただきました。

 

銀のキツネさん、その節はありがとうございました。大切に使わせていただきます。

 

で、いただいたマイクというのがコンデンサーマイクのUSB接続タイプ、AvermediaのAM310という機種。なかなかにいい品です。

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使い方としては、今まで愛用しているBlue Micro Yeti USB 2.0(以下Yeti)とほぼ同じでUSBを挿すだけなので、そんなに苦労はしませんでした。が、かなりマイクのチューニングに手間取りました。

もちろんもらった以上はちゃんと使いこなしたい!ということで、かなり必死になってセッティングしました。とりあえず使ってみた感想です。

 

 

1.集音声

同じ単一指向性のはずなんですが、Yetiよりも空間をとらえる力に長けている気がします。そのためか、付属の卓上スタンドを使うとコントローラーのポチポチ音やキーボードの打音を拾いがちです。

特にPCで使っているXbox360のコントローラーは押したときの音が大きいので、より露骨に聞こえちゃいますね。

単一指向力の広がりの違いといいますか。

 コンデンサーマイクの宿命とも言えますが。。やはり卓上スタンドのままでは厳しいかなと思います。

 

2.音質

感覚的な話ですが、Yetiの出力チューニングは”丸い”んですよね。耳奥に音がソフトランディングするような音の設計になってる気がします。歌で言うとポップス向き。

対してAM310ですが、かなりクリアでエッジィ。こちらのほうが集音解像度が高く、一音一音をはっきりと拾ってくれます。こちらはメッセージをちゃんと届けたいラップなんかにいいかもです。

 

喋る人の声質にもよりますが、私のくぐもった声にはAM310が合ってるなと感じました。元々パキパキ喋れる人にはYetiのほうが合ってるかもしれません。パキパキ喋れるかどうかの判断はなかなかつきませんけど。笑

 

3.使い勝手

AM310は、Yetiのようにヘッドホンを装着でき、そこからゲーム音楽を聴いたりできます。

が、マイク自身にボリュームコントロールがついていません。

指向性も変えられません。

本当に配信専門で作られたんだなというのがわかります。

 

私の用途としてはAM310で十分なので、問題なく移行できそうです。

見た目的にはYetiよりもコンパクトで、視界の邪魔にならないってのもステキですね。

 

AM310をYeti用のショックマウントに装着して強引に運用しています。

ねじ穴がジャストでほんと助かった!全く問題なし!笑

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で、せっかくなんで、過去の動画から持ってる全部のマイクの比較をしてみましょう。

 

私の家は線路沿いなので、録音環境はかなり悪い部類だというのを踏まえてご覧ください。あと、同じゲームではないので正確な比較にはならないかもしれません。

あくまでも声の聞こえ方だけ感じ取ってもらえるといいかなと思います。

 

まずはダイナミックマイクから。 

 

XM8500

アンプはUR12

低音が分厚いですねー。ダイナミックマイクなので余計な音は拾わない。これはこれで強みですね。常に超至近距離で喋らないといけないのがアレですけど。。

 

 

お次はヘッドセットの

GSP300

 

まーしょうがないんですけど、ちょっとこもりぎみですね。

動画として耐えうるクオリティをギリギリ保ってるくらいですかね。ボイスチャットなら結構鮮明なほうかなといったところです。

 

 

続きまして、

Blue Micro Yeti USB 2.0

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この辺でようやく満足のいく音質が得られたので、ずっと愛用していました。

背中にマイクのボリュームがついてるってのもありがたいんですよね。手前にMUTEボタンもあるし。

ちなみにAM310にもフロントにMUTEがついてて、マジ助かるっす。よくせき込むんで。笑

 

ただね、とにかく大きいんですよ、Yeti。アメリカンサイズ。これだけが正直辛かった。。 

 

 

そしてお待ちかね、今回ご提供いただいた

Avermedia-AM310

の動画です↓

 

色々テストした結果、Blue Micro Yeti USB 2.0と同じ位置に持ってくることでかなり解像度の高い音質が得られました。

ちゃんと口とマイクの距離も詰めること(こぶし2個分くらい)で、環境音もそこまで気になるものではなくなりました。

 

コンパクトなマイクなので、そんなに視界の邪魔にもならないし。

いやーいいものもらっちゃった。生きてるとたまにはいいことがありますね。笑

 

 

ここに辿りつくまでの過去記事はこちら↓

raaaamenz.hateblo.jp 

 

 

Blue Micro Yeti USB 2.0マイク 15374

Blue Micro Yeti USB 2.0マイク 15374

 
BEHRINGER XM8500

BEHRINGER XM8500

 

 


 

気になる未発売steamタイトルをいくつかまとめる

ウィッシュリストに入れてみたけどまだ未発売のsteamのタイトルをちょっとだけ記録おこうと思います。

  

 Frostpunk

 This War Is Mine制作陣の新作。

やはりサバイバル系のようです。PVを見る限り、極寒の地でコミュニティを築いて生き延びる系の感じではないかと。またMODでウォーキングデッドのメンツが出てくれたらいいなあ。

 

 

 Orchi Inn

ゆるかわオークを操って、無毛の地に宿屋を建てて運営するゲームのようです。

体験版を触った感じが結構よかったので、これはちょっと楽しみ。

目に優しいビジュアルが疲弊した眼球にありがたいですね。笑

 

 

 Two Point Hospital

病院運営シム。

SEGAなのに日本語対応していない。。いわゆるおま国ってやつですね。まーでもこれは日本語無くてもできそうな感じがちょっとします。いやどうだろ。触ってみんと。

 

それにしても精度の高い操作を求められないゲームばかり選んでいるところがアレですね。

 

 

 The Last Night

このゲームのPVを見た瞬間に、心を全部持っていかれました。

ドット絵で描かれたキャラクターと最小限に抑えられた3DCGが見事に融合してて、ちょっと感涙ものです。世界観も大好きなサイバーパンクもの。攻殻機動隊的な感じですね。

それにしてもビジュアルがヤバすぎる。これは絶対遊んでみたい。

 

 

 The Colonists

植民地ビルドゲー。街づくりゲームですね。

どうもオンラインで誰かと一緒に町おこしできるみたいです。のんびりやるのにいいかもしれません。見た目もゆるいし。

 

 

 Deiland

小さい惑星でサンドボックスとサバイバルを楽しむゲームみたいです。

塊魂の塊部分をミクロ目線で自作していくようなイメージでしょうか。気になっています。

 

 

 Last Man Sitting

会議椅子に座ったスーツのおっさんが座ったままバズーカを打ちあう、という謎なゲーム。なんでしょうね。意味が分かりませんが、すごく引き付けられます。謎過ぎます。

 

 

 Zombie Watch

The Wilid Eightのゾンビ版といった感じのサバイバルゲーですかね。

オンライン協力プレイができるのも同じ。仲間が一人、また一人と死んでいく感じでしょうか。考えるだけでワクワクしてきます。笑

 

 

結構な数の未発売タイトルがウィッシュにぶち込まれていてちょっと自分でもびっくりしていますが、ここからハマるゲームが誕生してくれることを祈るばかり。

掘ればもっと面白そうなタイトルが出てくるんでしょうね。

とりあえずウキウキして待っておこうと思います。

【Netflix】世にも奇妙な物語×近未来×ブラックコメディなブラック・ミラーが面白過ぎる【海外ドラマ】

今更なんですが、すでにシーズン4まで進んでいるネットフリックス産「ブラック・ミラー」が面白過ぎたので、ちょっとだけレビューします。

まだ1-3までしか観てないですが、続きが楽しみで仕方なし。

 

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マスターオブゼロ」のような一話完結ものなんですが、マスターオブゼロを「アラレちゃん」「マスターキートン」とするならば、こちらは大友克洋の「さよなら日本」「ハイウェイ・スター」のように完全なオムニバス作品となっています(主人公、設定が完全に別物ということが言いたい)。

 

"近未来"という縛りだけで様々なテーマに取り組んでいて、こういう未来が本当にあり得るかも、あったらいやだなあ、と思えるちょうどいいラインを見事に押さえています。

 

1-1

ある日イギリス国王妃が誘拐されて、首相宛てに誘拐犯からのビデオメッセージが届くとこから物語は始まります。

犯人の要求内容がなかなかに狂ってるんですが、、その要求にどう対処するのか、といったところが焦点となった作品です。

 

機密事項として扱いたい国家に対し、YoutubeTwitterなどで猛烈に拡散していく情報、民衆の関心などがかなりフラットに描かれています。国家元首としての立場、家族、王族との立ち位置、世論のコントロールなど、心理描写がとてもリアルで、観てる私としてはどの立場でもドキドキしちゃうっていう。

何度見ても面白いでしょう、きっと。

 

 

1-2

完全に未来な世界で、日々の生活をしっかりコントロールされた主人公の目覚めから始まります。

いわゆる”貧民層が貧民層から抜け出せない苦悩”という世界が共通して抱えている問題を、かなりコンパクトにまとめたお話です。

あらゆることに対する「記号化」という手法がこんなに活きた作品も珍しいんじゃなかろうか。

 

では貧困から抜け出すためにどうするのか・・それは、唯一の手段である才能発掘バラエティ番組「ホットショット」に出演し、認められること。

この辺は、アメリカのオーディション番組を強烈に皮肉った内容となっています。強烈すぎて、あんまり番組への思い入れがない私も「こんな感じなんだー」と思わずにいられません。 

 

生活のあらゆるシーンで広告が映し出され、スキップしようとすると手持ちの残高が削られるっていう設定も生々しくてグッときますね。ありえそう、って。笑

 

 

1-3

首筋に小型の大容量ストレージを埋め込み、肉眼で見た記憶映像をTVでも見るかのように再生できる技術が普及した近未来のお話。

実際、後から写真や映像で見直すと「あ、違和感ある」「これ言わなくてよかったよね」などといった通り過ぎていく不具合って日常にたくさんあるわけですが、記憶の再生、共有が可能な世界なもんだからもう大変。

見事に夫婦間の諍いに発展していきます。

 

この作品では、それぞれが体験した過去の映像をみんなで鑑賞するというシーンがちょこちょこ出てくるんですが、やっぱり人の見てきたことって面白いですよね。娯楽番組とかっていらなくなっちゃうんだろうなーとか考えながら観てました。

 

同時に過去のいいとこ悪いとこを何度も何度もループ再生できちゃう。。

もはや過去に生きているような状態にもなれるという。

これはこれで恐ろしいことだなと。便利すぎるのも考え物だなという皮肉たっぷりな内容となっていました。

 

 

3話しかまだ観ていないですが、今のところ90年代当時の"世にも奇妙な物語”っぽくて大好きです。

強烈なインパクトのテーマに心の深い部分を揺さぶられるというか。ブラックユーモアのセンスがものすごく黒光りしているオムニバスに仕上がっています。

 

もともと何か面白いのないかなーと流し見しようとしていたんですが、最終的にはがっぷりよつで1-1の話に食いついている自分がいました。すごい吸引力です。

 

こんなすごい話の連続ががシーズン4まで続くなんて。ほんとありがたやありがたや。毎日1話ずつ味わおうってするんですが、面白過ぎて2~3話観ちゃうんだろうなー。うれしい悩みです。