【Steam】レトロゲー愛の詰まった奇跡の名作【Artifact Adventure 外伝】
この前実況で完走したArtifact Adventure 外伝というゲーム。
ゲームボーイライクな見た目とは裏腹に、かなりよく練りこまれたRPGに仕上がっていました。
"来たる3年後の災厄に備え、主人公が世界各地に足を運んで戦いの準備をする"
ベースはこれだけで、基本的にはオープンワールドな内容。
開始5分でゲームを3年後の未来に送ることもできるので、その辺はクロノトリガーっぽいなと思いました。
各クエストもフリーシナリオで自由に結末を決められるという、ウィッチャーやスカイリムのような仕組みになっています。もちろんマルチエンドです。
ストーリーのどれもが魅力的で考えさせられるものが多く、バタフライエフェクトの要素も微妙に詰まっているという。この辺はドラマのウォーキングデッド的ですね。
良かれと思ってやったことが後でとんでもないことに・・・みたいな。
んで、ここまで丁寧に中身を作りこんでいるのに、このレトロな見た目。
製作者の「ゲームの本質はグラフィックではない」という愛とも言える強いメッセージが込められているような気がします。
任天堂の故・岩田社長の哲学にも通じるものがありますね。実際やってて辞め時わかんなくなるくらいすんげえ楽しかったですし。
そしてアクションゲーのような作りになっている戦闘の難易度、慣れないうちは結構苦しく感じました。
始めに冒険家、騎士、貴族の三人から仲間を一人連れていけますが、ここで結構難しさが変わるんではないかなと思います。
多分戦闘の難しさは冒険家>貴族>騎士の順ではないかと思います。
ゲームに慣れてしまえば、三人それぞれの攻略法が見えてくるんですけどね。
私は戦闘のあまりの苦しさに耐えかねて、動画の#2で初めからやり直して騎士を選択しなおしています。
ゲーム自体が何度も周回することを前提で作られているような気がするので、次はちゃんと冒険家でゴールまで行けるようにしたいですね。クリアした今ならサクッとやれるはずです。笑
ドラクエ・サガ・クロノ・ウィッチャー・スカイリム等々、名作RPGのいいところだけをブレンドして、その上でレトロに落とし込むあたり、本当に強烈なセンスを感じます。
シナリオライター・サウンド・ドット絵師・ディレクター。各担当がそれぞれぶっちぎりの才能を発揮したんだろうなーと肌で感じることができました。大企業だとこのゲームは企画の段階で潰されたでしょうね。産まれて来てくれてほんとありがとうですよ。
RPG好きには間違いなくお勧めできる作品だと思いました。